こんにちは、いざわです。
- 校長室で怒られるときの雰囲気。
これを今回は伝えたい。
ぼくたちは校長室でとてもありがたい指導を受けました。
さらには、校長先生のみならず、同時に
- 学年主任
- 生活指導部
- 担任
- 保護者
という豪華なメンバーから。
その思い出を記すと同時に、そこから何を学んだのか。以上の2点をここに残そうと思います。
この記録が今の高校生を始め、これからの未来を創っていく若者の何らかの役に立てればこれほど嬉しいことはありません。
He is 深川の校長だ。そしてWe are 怒られた生徒だ。前回の記事の続きを記していく。
1・あらすじ
高校生のときに仲の良かった、ぼく、もりおくん、岩見くんの3人(下図を参照)は、
「カヌーで登校してきました!!」
こう先生にいったらどうなるのか。
反応をみたい。
その一心で、
- もりお→カヌー
- 岩見→荒川を遊泳
- ぼく→チャリ
の、役割で学校に向かっていた。
途中でぼくが
になる、などのハプニングが起こる。
三人はダッシュで学校に向かっていた。
2・学校到着
時間がねぇ!!
ぼくたちは急いだ。
荒川の水に必ず濡れるだろう
そう予想して、みんな水着だった。
予定どおり濡れたので、水のみ場で体とカヌーを洗い流した。
制服をカバンの中に突っ込む。
岩見を乗せ、全力でチャリをこいだ。
岩見の家が学校から近い。
そこで制服に着替えようということになったからだ。
もりおはペニーで進んだ。
岩見くんの家に到着。
すぐに着替えた。
もりおは岩見の母からチャリを借る。
三人ともチャリで学校に向かった。
いそげ!!
全力でチャリをこいだ。
このときは本当に楽しかった。
先生、どんな反応するかな。笑
ワクワクとニヤニヤが止まらなかった。
でもたまに正気に戻るときがあった。




退学という文字が頭をよぎる。
でも大丈夫。
だって深川高校の生徒証に、
カヌーでの登校は禁じる
なんて書いてないから。
理論武装していた。
しかも、
やっぱ辞めよう
というのにも無理があった。
このオールがカバンに入らないからだ。
隠しきれない。
3・深川高校の戦い
ここが決戦の地
ついに深川高校の門をくぐった。
✔️学校でやることリスト
- 校門を勢いよく通過
- チャリをとめる
- 先生とご対面
先生:「それどうしたんだ?」
ぼく達:「カヌーで登校してきました!」
と、報告。
- 靴を履き替える
- 着席
以上だ。
僕たちは校門をくぐりチャリを止める。
チャリから荷物を降ろす。
入り口に方に向かう。
明らかに先生たちがこっちをみている。
先生との距離1メートル。
「おい、それなんなんだ?」
・
・
・
・
・
・
・
言われたー!!
よし!あとは
カヌーで
登校しました!
と、笑顔で言うのみ
でも、この言葉が出ない。
目を合わせるのが怖かった。
先生はぼく達を目で追ってくる。
先生たちの前を通りすぎる直前に
もりおが
これで登校してきました!
3人「走り出す」
4・部活中のできごと
完全にあやしい人になってしまった。
堂々と歩くならまだしも、
カヌーで登校してきました!
っていたあとに走り出す。
やらかした。
しかし、特になにもなく授業が終わる。
事件は部活中に起きた
いつものように部活に取り組んでいると
生活指導部のリーダーが突如現れた。
「ここに伊澤くんっている?」
このときの情景は鮮明に覚えている。
「あ、ちょっと来てもらえるかな?」
ありがとう深川高校。ぼくの高校生活はここで終了する。
バレー部に打ち込んで、勉強は全くしていなかったし、深川高校は好きか嫌いかで問われると、嫌いだと答えるだろう。
だが少し名残惜しい。
5・自宅謹慎
特別指導室に連れて行かれる。
歩いている廊下の途中で、
先生「なんのことかわかるよね?」
ぼく「老人を助けたことですか?」
すっとぼけた。でも通じなかった。
先生「いや、それは素晴らしいんだけど違うよ」
ぼく「あー、カヌーのことですか。」
あきらめた。
でもなにより警察がしっかり
深川学校の「いざわまさき」
という人間が「人助けをした」
その事実が伝わっていて嬉しかった。
やったぜ!
まず、特別指導室に入った。
プリントを渡される。
- クラスと名前。
- 犯行動機(詳しく)
- 共謀者
を書けと言われた。
もりおはすでに6時間くらい前に捕まって尋問をうけていたらしい。
なので正直に書くことにした。
全て記入して15分くらい待つと、先生が入ってきた。
先生「お前、こういうことして良いと思ってんの?」
ぼく「生徒手帳に書いてなかったので。」
先生「常識的に考えろ」
理論武装がいとも簡単に破られた。
どうやら深川高校には
- 常識 > 生徒手帳
という決まりがあったらしい。このあと30分くらい話した。
先生「今日はもう帰れ。」
ぼく「退学ですか?」
先生「生活指導部で話し合う」
ぼく「わかりました。」
この日はこれで終わった。
6・校長指導
数日後、担任の先生から
「月曜日、親御さん学校に来れる?」
と、聞かれた。
親に確認した。
大丈夫とのことだったので指導日は月曜日に確定。
そして僕たちはこの日
「校長指導」
という指導を受けることを知った。
7・校長指導当日
17時から指導開始。
16時50分には校長室の前に集合するように言われた。
そして校長室に入る。
座席はこういう形だった。
なんとも豪華である。
そして指導が始まった。
校長「これより、《カヌー登校、及び、荒川遊泳に対する指導を始めます》クスッ。礼。」
ぼく「ん?いま、笑ったよな。」
なんと、校長先生が笑っているのだ。
しかも横を見ると、学年主任の先生もニヤニヤしている。
ぼく「あ、なんだ軽い指導か。」
校長指導なんてビビらせやがって。
安心した。
8・いのちの詩
この指導中、僕たち3人の前にはプリントが置かれていた。
ずっと気になっていた。
「なんなんだろう」
すると校長先生がいきなり
校長:「そのプリントを開いて。では、おりもくん。読んでください。」
ぼく:「。。。。」
音読大会が始まった。
タイトルは、「いのち」
どういう詩だったか思いだそうとしたが、無理だった。だが真面目な詩だった。それに長い。今回は無事だったが、もし何かあった時にいのちに関わる事だから。その大切さを伝えたかったのだと思う。
「いのちに関わる指導なのに、始まったときニヤけていたが」
もりおが読みおわった。
岩見がつづきから読む。
最後までそのまま読んだ。
校長:「いざわくん、感想は?」
急にあてられた。
なにも考えていなかった。
ぼく:「わかりません」
・・・
・・・
指導はなんとか終わった。
退学にならなくて一安心。
9・学び
- いのちに関わる事は怒られる。
- でも真剣にふざければ先生も笑顔。
- 生きてて良かった。
10・その後
今回の校長指導はこれで終わりだ。
真剣にふざければ、先生ですら面白がってくれることが分かった。校長先生も。それが指導中だとしても。
でもこのちょうど1年後。
先生:「おまえらちょうど1年前にカヌーの事で怒られてるのに、何やってんだ」
特別指導室で怒られる事になる。
この話はまたこんど。
読んでくれてありがとう!
バイバイ。
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