鳥になりたい。
鳥みたいに自由に空を飛びまわりたい。
たまにそう思うことがありました。そこで友達とはなした結果、文化祭で白鳥になることが決まりました。すると予想外なことに特別指導室につれていかれちゃいました。はじめてのカヌー登校のちょうど1年後に。こんかいはそんなはなしです。
文化祭PR
これはぼくが高校3ねんせいのときのはなしです。ぼくの通っていた学校は文化祭が毎年ありました。さらに文化祭の当日は、各クラスがどんな出し物をやるかを体育館の舞台に立ち、全校生徒の前で発表する時間がありました。ぼくのクラスではお化け屋敷をすることになっています。でも特に宣伝することがなかったのでダンスをすることになりました。でもダンスってどこのクラスもおきまりで、つまらない。そう思ったので、なにか目立つことやろう!!という安易はかんがえから、白鳥になるということが決定しました。
手順
ドンキで白鳥パンツ購入→装着→その上から白衣を着る→ステージに上がったら横から引っ張ってびりびりやぶく。そして白鳥になる。以上です。
リハーサル
文化祭の数日前に、クラスのPRでなにをするのか、先生方のまえで披露しなければいけませんでした。危険な行為、いかがわしい行為がないかチェックするためです。そしてリハーサル当日になりました。ぼくたちは迷いました。もし白鳥すがたになって先生からストップがかかってしまったら、ドンキで買った白鳥パンツ代がむだになってしまう。そこで、リハーサルでは嘘をついて制服のままPRをすることにしました。そしてリハーサルは終了しました。
当日
いよいよぼくたちの番になりました。7人でステージあがり、5人がダンスをする。そのあいだぼくたちは待機。そして1分間の時間をのこし、ぼくたちにバトンタッチ。ステージの真ん中にはしり、おたがいの白衣をやぶる。その瞬間、体育館全体からすこしの悲鳴があがりました。
やっちまた
ほんとうは笑ってほしかったのに。
そんなことはおかまいなしで、PRをぶじ終えて舞台袖におりました。悲鳴はあがったけど、達成感がありました。近くにいた友達からは、「いやー良くやったな!」なんていわれてうれしかったです。
学年主任の訪れ
もうしすこしでPRの時間が終わろうとしていました。すると遠くのほうから学年主任の先生がドスドスとあるいてくるではありませんか。するといきなりぼくたちに向かって、
「おい、あれはダメだろう。15分後に指導室にこい」
と言われちゃいました。ぼくたちはその場で反抗しましたが、ダメでした。
また怒られるのかよ。
特別指導室
なにを言われたかはっきり覚えていません。
ですが
・男性性器を想像される
・リハーサルと違うことをしている
・露出がおおい
・ちょうど1年前にも怒られている。やっていいこととダメなことの区別をつけろ。
ということでながながと1時間くらいおこられたと思います。そもそもあの白鳥が男性のちんこを想像させるなんてしらなかったので、理不尽にかんじました。でもなにを言っても聞いてもらえませんでした。
そして指導がおわり、教室にもどっているとすれ違った先生から
「よーお前ら、またバカなことやってんな。あれ、失笑だったぞ。」
1番こころにグサッときました。
言わないでほしかった。
オワリ!
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