こんにちは。
今日、Twitterを開いていたら下記のようなツイートを見つけました。
女子高生100人にアンケート、6割超が新型コロナワクチンを受けたくないと答えました。https://t.co/a0Gi9uWEiT
— 毎日新聞 (@mainichi) January 20, 2021
毎日新聞が、女子高生100人に対してコロナウイルスのワクチンを受けたいか否かのアンケートを取ったそうです。
結果は6割超が「受けたくない」と回答しています。
これを見て思ったこと
まず、そもそもなんで上のようなタイトルで記事にしたんだろう?
ということです。
その1:今ホットな話題
こちらの記事(米製薬大手ファイザーと契約を正式締結と発表 厚労相)にもあるように、日本でもワクチン接種が始まります。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、田村厚生労働大臣はアメリカの製薬大手ファイザーとの間で年内に7200万人分にあたるおよそ1億4400万回分の供給を受ける契約を正式に結んだと発表しました。
こちらの記事が今日の20時ころに公開されているます。
東京でも緊急事態宣言が出され、コロナへの対応が求めている中でのワクチンに関するニュース。
その動向が気になる中で、すぐに情報をまとめてくださるのはとてもありがたいです。
その2:不安を煽ることで視聴率を上げる
ただ、今日Twitterで見た記事は「なんか嫌だなぁ」と感じてしまいました。
なぜなら「新型コロナワクチン、6割超「受けたくない」 女子高生100人にアンケート」という記事が不安を煽っているようにしか感じられなかったからです。
確かにこういう記事を書くことでPV数が上がったりするかもしれませんが、やり方としては別のやり方があるのではないか、、、と思います。
やっぱり、ネガティブなイメージはずっと植えつけられてしまうと思います。
例えば今後、コロナウイルスのワクチンを受けた方で「副作用」のような症状を出される方がいるとします。
その時に「ワクチンを受けて副作用!」とか「ワクチンを受けた後に死亡」などタイトルをつけると、どうしても気になってしまいます。
なぜなら不安を煽られるため。
確かにメディアとしてワクチンのメリット・デメリットを伝える必要があるけど、執拗にデメリットの部分を取り上げる流れが来るだろうなぁと思いました。
別のワクチンの話
例えば、少し前の子宮頸がんワクチンでも同じようなケースがありました。
どういうことか、
メディアがワクチンの副作用にフォーカスしすぎることで、本当は効果があるワクチンの接種が大幅に減ってしまったケースです。
子宮頸がんワクチンについて(長文です。お嬢様のいらっしゃる保護者の方は是非お読みください)。に書かれていたことをまとめます。
- 日本では毎年1万人が子宮頸がんにかかり、約3千人が亡くなっている
- 子宮頸がんの殆どはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因とされている
- その感染を防ぐためのワクチンが2013年に定期接種となる。
- しかし、、、
- 副作用の可能性がマスコミで大々的に報道され『積極的勧奨の中止』になる。
という流れです。
確かにワクチンなので副作用の出るケースもあります。
ただ海外のデータを見てみると、副作用が発症するケースは100,000回ワクチンを受けて2回のみ。
有害事象は国内外890万回接種で副反応疑いが0.03%の2584人で、うち186人に通院を要する未回復な状態があり、10万回接種で2人になります。またフランス等で実施された再調査ではテレビ等で報道されていた複合性局所疼痛症候群(CRPS)や体位性起立頻拍症候群(POTS)、自己免疫疾患の発生率は本ワクチン接種者と一般集団で差がみられないことが示されています。
WHOは子宮頸癌ワクチンの『積極的接種勧奨の中止』により若い女性たちが本来予防可能なHPV関連癌の危険にさらされたままになっており、不十分なエビデンスにもとづく政策決定は安全かつ効果的なワクチン使用の欠如につながり真の被害をもたらす可能性があると意見しています。
副作用のでた1人にフォーカスすれば、誰だってワクチンを受けるのは怖いと感じます。
ただ、全体を見ないと惑わされてしまいます。
ワクチンのネガティブなニュースばかり流れていると、ワクチン=高確率で副作用が出る。という認識のズレが出ると思います。
が、
ネガティブなニュースが出てもまずは全体を見ること。
統計とか数学はよくわからないけど、なるべくしっかりとした数字に目を向けることが大切だと感じました。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
またね。
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