自分の中で選択肢(逃げ道)を持つことの大切さ【駒大野球部の事件から】

オピニオン

おはようございます、

最近買った物の中で「足湯」がベストバイのイザワです。

末端冷え性?なのでよく足先が冷たくなってしまい、基本的にその冷たくなった足は風呂に入らない限り戻りません。

そこで足湯用のバケツを買ったんですけど、これがめちゃくちゃ良くて。

二日に一回は必ず使っています。

今日のテーマ

今日のテーマは「選択肢を持つことの大切さ(逃げ道)」についてです。

このテーマで書こうと思った理由は、駒澤大学野球部で起きた事件が関係しています。

記事で書かれていたことをまとめると、

  • 2017年に甲子園で優勝した花咲徳栄高校の野球部主将が駒澤大学へ進学した
  • 一年生からレギュラーとして活躍していたが、先輩によるいじめを受けていた
  • その影響で2019年3月に退学する
  • 後に彼が強盗致死症事件を起こし、二日前に裁判が行われる

という一連の流れ。

千丸被告はスポーツ推薦で18年に駒大に進み、2月から野球部に入部した。弁護側の被告人質問で、1年春からリーグ戦に出場していたにもかかわらず、退部した理由を、千丸被告は「深夜2時、3時までコンクリートの上に正座させられたり、雨の中、傘もさせずに先輩たちの買い出しに行かされたり、たばこの火で根性焼きさせられたりしました。3月から9月に退部するまでほぼ毎日ありました」と供述。「チームの体質、風習についていけなかった」ことが退部の理由と説明した。

通学は続けたものの、駒大はキャンパスがひとつのため「顔を合わせたくない先輩たちと顔を合わせるのが苦痛になった」ため、19年3月に退学したとした。

引用:甲子園V主将裁判で主張、駒大野球部「風習」で転落

上は本文からの引用です。

僕が通っていた大学の野球部でも変な伝統は聞いたことがあり、「一年生は学ランで投稿しなければならない」「電車で先輩と同じ車両になってはダメ」

など、他にもたくさんの悪しき伝統があります。

もし、彼に野球部以外の選択肢(逃げ道)があれば。

ここから本題です。

「部活動」の欠点

部活動の欠点について。

あくまで僕の実体験ベースで書くので、全ての中学、高校に当てはまるとは限りません。

そもそも僕の中学では「全員が部活動に入らなければならない」という決まりがありました。

確か高校ではその決まりはなかったけど、おそらく部活動に所属しなければならない学校もあるかと思います。

さらに、よほど例外のない限り入れる部活動は1つだけ。

僕が中学生のころはなんの違和感なしにそれを受け入れていましたが、今考えてみるとちょっと変なところもあるなぁと思うようになりました。

そもそも、「なんで部活動に入らなければならいのか」「なんで他の選択肢がないのか」という点です。

確かに教育委員会とか学校側も、コミュニティ形成を目的として友達を作りやすい環境を、部活動という形で作ってくれたのかもしれません。

とはいえ、本来は「生徒のため」に作られた部活動にも関わらず、顧問主体の勝利至上主義で運営されていたり、体罰やパワハラ、先輩によるいじめは未だ行われています。

さらに僕問題だと思う&今回のテーマにも共有しているのは、

一度部活動に入ってしまうと「選択肢(逃げ道)がなくなる」ということ。

例えば一度野球部に入ったら、最後まで続けることが賞賛され、途中で退部することに対しては批判的・冷笑的な目で見られるという文化があると思うんです。

辞めたいのに、やめる事が出来ない人がたくさんいるのでは、、、と思いました。

客観的な事実

また、客観的な事実もあります。

例えば、この記事を読んでくださるあなたは部活動に所属していた事があるでしょうか。

その所属していた部活動で「辞めたい」と思ったことは一度くらいはあると思います。

では、なぜ辞めたいと思ったのに、辞めなったのか?

それを明らかにした論文があって、もちろん様々な要因はあるんですけど、一番高かった要因は「回避」というもの。

この「回避」というのは抽象化されたもので、具体的には「同級生や先輩、顧問との関係」があります。

つまり、

  • 辞めたらバカにされるかもしれない
  • 辞めたら学校で居場所がなくなる気がする
  • 顧問や先輩と学校で会うと気まづくなる

上のような状態にならないため、それを回避するために部活動を続けているんです。

そもそも「部活動を楽しみたい」とか「試合に出たい」というモチベーションがあって入部したにも関わらず、途中で目的が変わっているのが現状です。

 

選択肢(逃げ道)を見せること

だからこそ、選択肢(逃げ道)を持つことは大切だと思うんです。

部活動を辞めたいなら辞めても良いし、仕事でも辞めたいな個人の自由。

中学での部活でも「なぜかその部活動にい続けなければならない」という考えがどうしてもあるから、もうちょっと視野を広く持つと気が楽になると思いました。

もちろん、中学生の時に1人の人間が視野を広げるのは難しいと思うから、そういう環境を作る事が大切だと思います。

例えば、部活は最低2つ兼部する事、部活動の所属を必須にしない、一年ごとに部活動を変える、など。

大学生になれば、サークルっていう選択肢もあるし、バイトをしたりインターンをする、農家になる、旅をするなど、いろんな選択肢もあります。

が、中学、高校はありません。

高校から大学の部活動に入ってしまい、「他の選択肢」を知らないまま大人になるのも良いですが、もっとその人にあった面白い選択肢もあるかもしれません。

苦しい時ほど、その選択肢にしがみつきたくなってしまいます。(多分)

だからこそ、そうなる前に自分の逃げ道を作っておく。

そうすれば精神的に楽になるし、生きやすくなるのではないかと思いました。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

またね。

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