昨日のブログで少し書いたんですが、いきなりステーキのパロディだと思っていたいきなりステーキに行ってきました。
いきなりステーキは大量の店舗閉鎖をしているのに対して、やっぱりステーキはコロナで飲食店が打撃を受けている今でも店舗拡大しています。
2021年の2月現在で、直営店とフランチャイズ合せて約60店舗。
いきなりステーキよりコスパが良いから人気になっているのもあると思いますが、何がそんなに良いのか分からなかったため、家の近くにあったやっぱりステーキに行ってきました。
やっぱりステーキに行ってきた【沖縄県国際通り】
写真もいっぱい撮ってきました。
いきなりステーキと違うなぁと思ったところをまとめていければと思います。
肉の価格が安い
- やっぱり(ミスジ)ステーキ
- 赤身
- イチボ
- ミックスカット
それぞれグラム数は違うけど、1,000円ポッキリで食べられます。
さらにいきなりステーキは肉の単品でしか頼めません。スープやサラダ、ご飯を注文するときは別料金ですが、やっぱりステーキは違いました。
サラダと豊富なドレッシング、
スープ、ご飯2種類(白米と黒いご飯)が全部セットで1,000円ポッキリなので、いきなりステーキとは価格面でも大きく異なりました。
肉のおかわり制度
さらに「肉のおかわり」も30%から40%減額した形で可能です。
- やっぱりステーキ 100gで650円
- 赤身ステーキ 100gで500円
- イチボステーキ 100g650円
などなど。
店内の席
店内の様子の写真を撮り忘れてしまいましたが、テーブル席もカウンター席もどちらもありました。比率で言うと4:6くらい
平日の夜でしたが、家族連れもいました。
いきなりステーキはファストステーキと言うイメージが強く、混雑時には椅子が撤廃され立ち食いだった記憶があります。
いきなりステーキはビジネスマンとか忙しい方向け、やっぱりステーキは大衆向け(個人でも家族連れでも)と、客層が違いそう。
1,000円へのこだわり
肉のグラムを30g下げても値段は1,000円のまま。
実際の「肉」の感想
結論、柔らかくてうまい。THE 肉という感じ。
いきなりステーキよりも肉が柔らかいと思ったので、また行くならやっぱりステーキに行きたいと思いました。
やっぱり(ミスジ)ステーキ、実食
- やっぱりステーキ150g
- ご飯
- スープ
- サラダ
全部合わせて1,000円です。
感想としては「脂がしっかりあって、柔らかい。友達のヒレ肉は少し固いという印象だったけど、やっぱりステーキはTHE 肉(脂があるから)男性に人気そう」です。
ドレッシングも豊富
いろんなドレッシングから自分で選択できるのも楽しいですね。
まとめ、とか
最後です。
いきなりステーキの利益率
やっぱりステーキの印象としては、セットにも関わらず値段が安いということ。
ところで、いきなりステーキのメッセージにはこんな一文があります。
当店原価率は50%以上 他店では30%から40%であろうと推察します。
そもそも、原価率とは「売上に対する原価の割合」のことです。
100万円の売上に対して、肉を仕入れるのに50万円が必要であれば、いきなりステーキの社長が言うように原価率は50%になります。
一概には言えませんが、出来るだけ安く仕入れて(原価を安く)、高く売れば会社が儲かります。
高級肉を手軽な値段で食べられることを目的として店舗展開したいきなりステーキは、利益率が他の飲食店と比べて低いです。
例えば、飲食店の利益率は10%あれば良い方、上場企業の飲食店の利益率は8%あれば良い方と言われていますが、いきなりステーキはどうでしょうか。
2019年の12月期で見ると、営業利益 213÷売上高66,879×100=0.3
なので、2019年12月期のいきなりステーキの利益率は0.3%となります。他の飲食店の平均とされる営業利益よりも低いことがわかります。
おかわりステーキの原価率ってどれくらいなんだろう
やっぱりステーキのおかわり制度では、600円前後で肉のおかわりが可能でした。
「安いな」と思いましたが、店側も利益を出さなければ店を経営することはできません。なのでしっかりと利益を出さなければならないと思うんですが…
やっぱりステーキの原価が、いきなりステーキよりもかなり安いことがわかります。
おかわりステーキの値段を600円前後にしても利益が出るようにしなければならないので、原価率はやっぱり30%ほどになるはず。
安く仕入れて安く売る
いきなりステーキは、ある程度高いとされていた肉をお手頃な価格まで下げることで「薄利多売」で経営してきました。
やっぱりステーキも、売り出している商品自体は安いのですが、さらにそれでも利益をしっかり出せる肉の仕入れの安さ&肉の品質をしっかり担保しているからここまで人気が出たのだと思います。
とはいえ、牛丼屋さんみたいに「品質を担保した上で、どこまで安くできるか」という勝負を仕掛ける他店舗が出てきたら価格競争になるのは間違いありません。
やっぱりステーキの仕入れと品質が強みだとは思うのですが、それと同じことをする企業が現れた時に、血で血を洗う戦いになります(どこまで安くできるかの競争)
「薄利多売」「厚利少売」、どちらもメリット・デメリットありますが、もしいきなりステーキの競合店が現れた時にどう違いをつけるのか。
スターバックスみたいなブランドにすることができれば良いと思うのですが、なかなかステーキ店でそれを再現するのは難しいと思いました。
これからどう発展していくのか、よくわからないけど、たまに思い出したいと思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
またね。
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