どうすれば、中国によるウイグル人の迫害を止められるのか。

オピニオン

こんにちは

退院5日目ですが、まだ入院していた時の23時就寝、7時起床のリズムが崩れておらず嬉しいです。イザワです。

今日はウイグル人についてブログを書こうと思います。

なぜウイグル人について書こうと思ったか

テレビや本でもウイグル人に関する報道がされているけど、それらについて全く知らなかったからです。

深い理由があるわけではありません。

ただ、ちょっと前に、1つ衝撃的な動画を見たことを鮮明に覚えていました。

それが下の動画です。

6分の動画です.
ウイグルについて知らない人は見ていただきたいです。

中国の劉暁明駐英大使は19日朝、BBC番組「アンドリュー・マー・ショー」に出演し、新疆ウイグル自治区でウイグル人が目隠しをされて列車に乗せられている様子に見えるドローン映像を見せられて、「何の映像か分からない」と述べた。

劉大使はさらに、中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人女性の不妊手術や妊娠中絶を強制しているという現地報道を否定した

引用:駐英中国大使、BBC番組でウイグル人の強制収容否定

YouTubeの動画やBBCのニュース、記事を見て簡単に調べた程度ですがまとめていきたいと思います。

中国とウイグルの関係

結論、中国政府はウイグルと呼ばれる方達を迫害しています。

例えば、

  • 数百万の赤ちゃんの強制中絶を行い、
  • 本人の意思と反してウイグル人の臓器売買がされたり、
  • 政治犯」として数万人単位の人々の処刑が執行されている

参照:東トルキスタンの人々に平和と自由を

では、なぜ中国はウイグルの人たちを迫害しているのか?

中国がウイグル人を迫害している理由

前提として、中国は「一党独裁国家」

日本は三権分立と言われていますが、中国では、中国共産党が三権(司法・立法・行政)を仕切っています。

だから中国共産党の力が強いので、彼らの思想に反するものは徹底的に排除されてしまうんです。

そんな中、ウイグル人。

彼らはイスラム教を信仰しています。

独裁国家にとって、自分たちの思想に反する人たちと共存したいわけがありません。

だから、共産党の思想と異なる彼らを殺したり「再教育」という名目で数百万人の人たちを施設に送り込んでいます。

信頼できる推定によると、過去数年間で100万人超のウイグル族と他の少数民族が、新疆ウイグル自治区にある収容施設に入所させられている。

引用:BBC ウイグル族のモデル、中国の収容施設から動画 BBCが入手

ウイグルの簡単な歴史

10cに中央アジアにイスラム教が伝わってきました。

その中で、キルギスやカザフスタンなどはイスラム教を進行している独立国家として成り立っています。

ただ、新疆ウイグル自治区は異なります。

新疆ウイグル自治区は、中国政府が1995年に設立しました。

そもそも設立した時からいろいろ問題(思想が異なるなど)はあったそうですが、ウイグル人への弾圧が厳しくなったのが2014年とされています。

ある事件がきっかけとされていて、その事件について簡単にまとめると、

  1. ウイグル自治区での爆破テロ事件
  2. それは習近平が初めて新疆ウイグル自治区の視察をしたとき
  3. 事件がきっかけで、習近平はウイグル人への弾圧を強化することに(危険な思想を持った人は国家にとって邪魔であるから)
  4. 目的は2つ。
  5. 1:イスラム教を中国化すること。2:ウイグルの思想を中国共産党の思想に強制的に変えること

つまりウイグルのような異なった思想を中国は許さず、逆らったものは処刑するということです。

 

習近平国家主席はイスラム過激主義について、「ウイルス」と同じようなもので「痛みを伴う積極的な治療」でしか治せないと考えているということだ。

引用:中国は「ウイグル人絶滅計画」やり放題。なぜ誰も止めないのか?

信仰の自由もありません。

他国はどう考えているのか

アメリカの前大統領、トランプなどはウイグル問題について強く批判。

が、中国に依存している国などはそれらの問題について目を瞑っているという現状もあります。

ウイグルの方達と同じように、イスラム教を信仰する国であっても、中国を批判しないんです。

「批判できない」という方が正しいかもしれません。

シドニー工科大学で中国政治を研究するシモーネ・ヴァン・ニーウェンハウゼン氏は、「ほとんどの国と同じように、イスラム諸国の多くでも中国との経済的な関係がますます強まっている」とBusiness Insiderに語った。

「新疆ウイグル自治区の状況を批判すれば、中国との経済的な関係を損なう恐れがあるという考え方が広まっている。したがって、批判することに関心を持たない」

引用:なぜ中国のウイグル人弾圧にイスラム諸国は沈黙するのか?

勇気を持って中国を批判したトルコも、中国政府から厳しい指摘がされています。

2009年、当時のレジェプ・タイップ・エルドアン首相(現在は大統領)は、新疆ウイグル自治区での弾圧を「ある種の大量虐殺」と表現。

それに対して中国側はトルコを批判。

経済的にも中国の力が大きく、抜本的な解決はできていません。

それについて思ったこと

このような残虐な出来事に対して、声を上げることは大切だと思います。

SNSを使って声を上げることで関心を持つ人がいると思うので。

ただ、声を上げるだけでは解決しないのも事実だと思います。

いくら声をあげ、SNSでバズったりしても中国政府はピクリとも動かないはずです。

ではどうすれば良いのか?

正直よくわかりません。

例えば、まずはイスラム教の国の人たちがまずは自分たちで経済を回せるようになる。

中国に依存しない仕組みを作ること。

そして、中国以外の国でチベットの人たちが逃げられるような場所を作ることも1つの方法だと思いました。

実際、中国国外にいたチベットの方達を、中国政府が招集したことで滞在先の国が彼らを拘束して合計で8,000人を中国に送ったという事実もあります。

エジプトではエジプトにいたウイグルの方が拘束され、中国へ送還されるという出来事がありました。

もし、エジプトが中国に依存せずに自立していたらどうでしょうか。

守りたい人を守れるだけの力があれば、中国に屈することなく、エジプトに滞在していたウイグル人を守れたかもしれません。

エジプトを始め、イスラム諸国の経済とか財政状況。

や、なんで中国があそこまで巨大になったのか、ということについて少し興味を持ったので、また時間のある時調べてみます。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

またね。

 

コメント

Copied title and URL