おはようございます、
残りの学生生活の授業課題もあと1つ。
締め切りが今月末なのでしっかり間に合わせて提出しようと思います。
イザワです。
今日のテーマ
今日のテーマは、日本の部活動について。
その中でも「各学校、大会には1チームしかエントリーすることができない」と言う課題に焦点を当てています。
僕は大学でスポーツ科学学部と言うところに通っているのですが、ゼミでは部活動を専攻にしています。
ゼミでは、どうすれば部活動が良くなるのか?
という問いに対して調査したりディスカッションをしたりしていたので、その延長線上でブログを書いてみようと思います。
各学校、大会には1チームしか出場できないと言うこと
書いていきます。
興味を持った理由
僕は、小学生の時に4年間野球をしてました。
その時に所属していた野球チームは地域でそこそこ人気。
レギューラーメンバー(スタメンで出場できる人数)9 名に対して、1学年合計で20名ほど所属していました。
当時は試合に出ること自体が楽しく、とにかく試合に出ることが第一優先。
技術レベルが高くなり上達している実感もありましたが、何より試合に出場することが最優先の目標でした。
とはいえ、全ての試合にスタメン出場できた訳ではありません。
私の中でどうしても出場したかった大事な試合(一個上の代)で、スタメンには選ばれずベンチメンバーとして登録されてしまいました。
その時の思い出が今でもイヤ〜な記憶として未だにあるんです。
だから中学、高校の部活を選択する際は「試合に出場する機会の多そうなスポーツを選ぶこと」を大切にしていました。
つまり人気のスポーツや強豪校の野球チームには入りたくなかったため、中学、高校では今まで行っていたサッカー野球(週に3 日の活動で4 年間プレイ)を辞めて、バレーボール部に所属しました。
でも、強豪校では補欠メンバーはたくさんいます。
その補欠メンバーも部活動の中でやりがいを見いだせていたら良いですが、やっぱり試合に出たいと思います。
とはいえ、その機会はありません。
その理由の1つが「大会に出場できるチームは各学校1チームだから」です。
現状の課題
もっと具体的に課題について見ていきます。
例えば、野球。
野球部を例に出して見てみると、2020年66月1日の時点で全日本大学野球連盟の加盟校数が380校であるのに対し、総部員数26,907 名。
1チーム 25 名がベンチ入り出来たと仮定して計算すると、ベンチに入れる総部員数は9,500名。
総部員数からベンチに入れる部員数を引くと、全国で17,000 名近くの野球部員がベンチにも入れず、補欠として部活動に参加して いるというのが現状です。(全日本大学野球 連盟、online)。
また、そもそもなんで学生(ここでは中学生)が部活動に入るのか。
その理由として、、、
中学生における部活動選択の理由を、男女別、 運動強度別(文化部、高強度運動部、中低強度運 動部)に分析した。全体的にみて、部活動の選択 理由は「楽しそうだから」と答えるものが多く、 必ず入らなければならない、なんとなくはいった といった否定的な理由ではなく、部活動を楽しみ たいと思っている生徒が多かった。
「楽しそうだから」が20%を占めています。
ここからは推測ですが、その理由の中にはもちろん競技自体を楽しむことが含まれている一方で、「試合に出て活躍すること」もあるのでは…と思いました。
とはいえ、強豪校やそれなりに人数の学校に所属する補欠選手は、
- 練習場所
- 練習時間
- 試合に出る機会
が、やはり少なくなってしまいます。
改善点
だからこそ、1つの学校から1チームだけでなく、複数チームの大会への参加を認めると、全員がスポーツを楽しめるようになると思いました。
海外での事例もあります。
ニュージーランドの高校においても同様に補欠のないシステムで運営されている。ハミルトンには、ワールド・ラグビー・ユース 大会で2010年11年と2年連続で世界一に輝いたハミルトンボーイズ高校(HBHS)がある。約2000名の生徒を有するハミルトンボ ーイズ高校の場合なんと16のラグビーチームが登録されている(2012年シーズン)。
ここに書かれているのは、とにかく補欠選手を出さないこと。
複数チームの大会への参加を認め、試合に出る楽しさを部活動に参加している全員に体験してもらおうと言う仕組みが回っています。
とはいえ、もちろん課題もあります。
その1つが、ニュージーランドでは生徒の親がコーチになるケースが多く、教員の負担が大きくありません。
一方で日本は、とにかく教師が部活動を見なければならず、チーム数を増やせばさらに教員の負担が増えることになります。
これから平均寿命が延びて、少し時間のできた大人が学校とうまく関わって部活動の形が変わって行けばより良くなると思いました。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
またね
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