今回の記事はセッターやトスを上手にあげたい方に向けて書いています。
想定読者:セッターに興味があるけど、具体的に上手にあげるコツや練習方法があれば知りたい。どうやったら上手くなれるんだろう。
記事を書いているぼくは、中学生から大学生の今ままで9年間ほどバレーボールをやっています。その中でセッター歴は5年間。
いままで練習してきた中でのおすすめトレーニング、上達が早くなるコツをお伝えしていきたいと思います。
- トスが上手く上がらない原因
- トスを改善する練習方法はたくさん
- 実際におすすめの練習方法
- 実際に試合の映像も公開
それでは詳しく見ていきましょう。
バレーボールのトスが上手く上がらない・上げられない原因は?
トスがうまく上げられない原因はいくつか考えられます。いくつか例をあげるので、自分にどのポイントが不足しているのか確認しましょう。
バレーボールを上達させるには、3つのステップがあります。
- 自分の足りないところを知る
- 補うための方法を考える
- 練習する
どの競技にも当てはまりますが、まずは自分の足りないことを知るということが第一優先。
- 筋力が足りない
- 練習が足りてない
- 指導してくれる方がいない
- 手先だけでやろうとしている
トスが上手にならない原因は上に上げた4つ。まずはそれぞれどのような状態を言っているのか、詳しく書いていきます。
筋力が足りていない
まずは筋力が足りていないということ。
トスがうまく上がらない方法として、「筋力が足りていない」と書きましたが、他の3つの項目よりもトスの上達には関係ありません。
身長が小さいとか、初めてスポーツをやったという方はそもそもの筋肉が足りていないかも。ただ基礎的な筋力があれば、セッターとして困ることはあまりないです。
実際にトスの距離を伸ばすためにやっていたトレーニングは、バレーボールより重いボールで練習する時間を設けるというもの。バスケットボールでオーバハンドパスをやっていました。
練習が足りたいない
トスが上がらない一番の原因は練習不足だと思っています。
オーバーパスは膝を曲げて、手を柔らかく無回転を意識する。スパイカーに立ってもらい、ちょうど良い位置にトスを調整できるよう数週間かけてひたすら練習するということです。
当たり前ですが、一日練習を頑張れば上手にトスを上げれるようになれるわけがないですよね。1ヶ月でも上手にトスをあげることは難しい。
体育館がつけない日でもボールに触る日を作ったり、とりあえずチームの中では誰よりもオーバーハンドパスをするという目標を立てましょう。
正直、今でもぼくは試合中にトスミスをします。5年間ずっとセッターをやってても1セットに2本、3本くらいはミスをするので、完璧なセッターになる。という意識よりは、どんなボールでも8割のトスを心がけた方が、スパイカーからは喜ばれると思います。
指導してくれる方がいない
3つ目は、指導してくれる方がいないということ。
初めてバレーボールをやる方からすると、指導者に恵まれていないのは上達の速度が遅くなってしまいます。
先輩や顧問の先生が元経験者だったりすると思いますが、もしかしたらそうでない場合も考えられる。
その場合の改善策や練習方法もあるので、次の見出しで書いていきます。
手先だけでやろうとしている
最後は手先だけでやろうとしていることです。
手先だけでやるということは、手先だけでトスをあげるということ。これのどこが問題なのか。
まだ基礎ができていないうちは手だけでやることをおすすめしません。理由はフォームの崩れに繋がるからです。
しっかりトスが上げられるようになると、ジャンプトスに変化していくケースが多いです。(大学や全日本の試合を見ても、セッターは全員ジャンプトスですよね。)
確かにジャンプトスになると上半身のみで、手先だけでボールに力を伝えてトスをしなければいけません。
ただこれは前提があります。それはフォームがしっかりしているということ。両足が地面にしっかり接している状態でまともなトスが上げられなければ、ジャンプトスで良いトスが上がる確率は限りなく低い。
そのため、バレーをはじめたての方は、手先だけでトスをあげようとせずにしっかり膝を使って練習をしましょう。
トスを上手にあげるためには?練習方法や実際にやって良かったことを伝えます
先ほどまでは、トスが上手に上がらない原因を4つ書き出しました。
続いては、どうやったらその問題が解決するのか。具体的な改善策や練習方法を書いていきます。
筋力が足りていないときの練習方法
結論からいうと、ぼくがやっていた練習方法はバスケットボールでパスの練習をするということです。
バスケットボールでパスをした後、バレーボールに触るとかなり軽く感じて遠くにボールを飛ばせるイメージできる。そうすると、筋力がついたように感じます。
少なからず筋力はついていると思いますが、バレーボールを遠くに飛ばすイメージができるため、バスケットボールでの練習はおすすめ。ただし突き指など、怪我には気をつけてください。
練習量が足りていない場合の改善点
例えば、高校からバレーをはじめたとします。
そうすると中学校からバレーボールをやっている子に比べて、圧倒的に練習時間の差がつきますよね。
もしライバルでそういう状況にいる場合、どう考えても勝てません。どうしても勝ちたいなら、まずは前提として、高校時代の総練習時間で負けたら勝てるわけがない。
つまり、限られた時間で練習をすることは大切ですが、それ以外の時間もバレーに費やさないと勝つことはできません。
これはバレーボールに限る話じゃんないと思っています。勉強だって就活だって、だいたい早くはじめた人たちが勝ちます。少し遅れたと感じるなら、その人たちを越える勢いじゃないと追いつけない。
まずは練習時間で勝ることを目標にしてみてください。
指導してくれる方がいないときの改善点
3つ目に、指導してくれる方がいないときの改善点や練習方法について。
結論から伝えると、上手な人の動画を見まくって、それを真似しながら自分のフォームをビデオで撮ってもらい改善していきましょう。ステップにするとこんな感じ。
- 上手な人の動画を見る
- 真似してプレイする
- それを動画に撮る
- 改善
変なアドバイスを受けるよりも、自分の目で自分のプレイをしっかり確認して改善する方が良いと思っています。
もちろん信頼できる指導者がいる場合は、その方についていきましょう。
実際にぼくがこの練習をやりはじめたのは高校3年生のときから。練習中にバレーコートにiPhoneを持ってくるのも少し勇気が必要でした。笑
【動画で紹介】実際にバレーでトスをあげてる映像
7分ごろからトスをあげ始めます。青いユニフォームをきている人たちが同じチームのメンバー。
なんとこの中には全国大会に出場しているメンバーが4人も。さらにセンタープレイヤーのゴーグルをつけている選手は、春の高校バレーにも出場しています。
スパイクのフォームやブロックの手の出し方も参考になると思うので、ぜひ注目して見てください。
関連記事:【春高出場者に聞いた】ジャンプ力を上げる方法は?身長178cmで最達3m30cm
実際にこの記事のインタビューした相手は春高にでた彼です。ジャンプ力がかなりある(最高到達点3m30cm)ので、ジャンプ力をあげたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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